場所・計画・企業進出を調査
「九州大学の隣に“サイエンスヴィレッジ”ができるらしい。でも、結局何ができるの?」
名前だけ聞くと、巨大な研究施設や企業団地を想像するかもしれません。
ところが糸島サイエンス・ヴィレッジ(SVI)は、研究所を一つ建てて終わる計画ではありません。
九州大学伊都キャンパスの西側周辺を中心に、企業、研究者、学生、市民が集まり、**研究・仕事・住まい・交流・実証実験を一つの街の中で行う「科学の村」**をつくろうという長期的な構想です。糸島市も単なる研究団地ではなく、コミュニティーが形成される「ヴィレッジ」を目指すと説明しています。
しかも、もう構想だけの話ではありません。
事業を実際に進める「イトシマ株式会社」が設立され、複数企業から立地意向が示され、ローカル5Gなどの実証設備もすでに動いています。2026年にも企業から事業への寄付が相次いでいます。
では、九州大学の隣に最終的に何ができるのでしょうか。
場所、目的、企業、完成時期、半導体やデータセンターとの関係まで、現在分かっている範囲を整理します。
糸島サイエンスヴィレッジとは?普通の研究団地とは少し違う
糸島サイエンス・ヴィレッジの正式な英語名称は、
「Science Village in Itoshima」
略して「SVI」です。
構想が生まれたきっかけは、糸島市と九州大学が2017~2018年度に行った共同研究でした。
当初は「九州大学サイエンスパーク」のような研究拠点を検討していました。
ところが議論を進めた結果、
企業の研究所だけが並ぶ「パーク」ではなく、
研究者
学生
企業
市民
地域事業者
などが一緒に暮らし、交流する**「ヴィレッジ=村」**の方が糸島らしいという結論になりました。
普通の研究団地との違い
| 一般的な研究・産業団地 | 糸島サイエンス・ヴィレッジ |
|---|---|
| 企業・研究所が中心 | 企業・研究者・学生・住民が混ざる |
| 働く場所が中心 | 研究・仕事・居住・滞在・交流を一体化 |
| 完成した施設を企業が利用 | 街そのものを実証実験の場所として使う |
| 企業活動中心 | 地域住民との交流も重視 |
| 一つの造成地に集約しやすい | 小規模な機能を分散させる構想 |
糸島市は、研究開発・産業・居住などの機能を小規模に分散させながら、新しい「科学の村」を形成すると説明しています。
さらに最近の市資料では、
「まちづくりを研究・実装するまち」
という表現まで使われています。
ここがSVIを理解する重要なところです。
研究者が街の外からやって来て研究だけして帰るのではなく、
その街自体を実験場にする。
たとえば新しい交通、通信、エネルギー、農業、住宅の仕組みを実際に街へ導入し、住民や企業と一緒に試すことまで想定されています。
ちょっと乱暴に言えば、
「未来の街を、模型じゃなく本当に一つ作って試そう」
という計画です。
糸島サイエンスヴィレッジはどこ?九州大学の西側・志摩馬場が「はじまりの地」
場所も整理しておきましょう。
糸島サイエンス・ヴィレッジは、九州大学伊都キャンパスの西側周辺に計画されています。
特に現在、実証拠点として使われているのが糸島市志摩馬場にある市有地です。
ここには以前、旧清掃センターがありました。
閉鎖後20年以上経過した土地と旧管理棟を活用し、SVIの具体的な活動を始める場所として、
「はじまりの地」
と位置づけています。
場所を整理すると
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主なエリア | 九州大学伊都キャンパス西側周辺 |
| 現在の実証拠点 | 糸島市志摩馬場 |
| 土地 | 糸島市所有地 |
| 以前の用途 | 旧清掃センター |
| 呼び名 | はじまりの地 |
| 現在の用途 | 新技術・実証研究など |
ここで注意したいことがあります。
「九州大学の隣にサイエンスヴィレッジが一気に建設される」
というイメージは少し違います。
現在の志摩馬場の市有地はあくまで**「はじまりの地」**。
SVIそのものは九州大学周辺へ研究・企業・居住・交流などの機能を広げていく構想です。
つまり、
巨大な造成地に一斉に建物を建てる
↓
オープン
というショッピングモール型の開発ではありません。
九州大学の隣に何ができる?研究所だけではない「生活する研究都市」
では本題。
何ができるのか。
現時点では、入居する全施設や店舗まで最終決定しているわけではありません。
ただし、SVIまちづくり構想や糸島市の資料から、どんな機能を集めようとしているのかはかなり見えてきています。
サイエンスヴィレッジで想定されている機能
| 分野 | 想定される役割 |
|---|---|
| 研究 | 大学や企業による研究開発 |
| 企業 | 研究所、スタートアップ、新産業 |
| 居住 | 研究者、学生などが暮らす環境 |
| 滞在 | 宿泊・短期滞在など |
| 交流 | 企業・大学・市民が交流する施設 |
| 学生街 | 学生が生活・活動できる場所 |
| 農業 | 糸島の農業を使った実証 |
| エネルギー | 新しい電力・再エネ技術の実験 |
| 通信 | ローカル5Gなど新通信技術 |
| 交通 | 新しい移動サービスの実証 |
市の資料でも、学生街、農業、エネルギー、通信、宿泊など、複数のテーマを持った「ユニット」が集まって街を形成する考え方が示されています。
これが普通のサイエンスパークとの大きな違いです。
「職住余暇一体」という考え方
SVIでは、
仕事する場所
+
住む場所
+
余暇を過ごす場所
を切り離さない考え方が示されています。
要するに、
朝は研究所へ行く。
昼は地域のお店を使う。
夕方は学生や住民と交流する。
新しい交通サービスやエネルギーシステムを、その生活の中で実際に試す。
そんな街を目指しています。
研究者から見れば研究フィールド。
企業から見れば新技術を試す場所。
学生から見れば学びと起業の場所。
地域住民から見れば、新しいサービスを実際に使う場所。
一つの場所に複数の役割を持たせようとしているわけです。
なぜ糸島にサイエンスヴィレッジを作る?九州大学の「頭脳流出」が背景
「九州大学があるなら、大学の中で研究すればいいのでは?」
と思いますよね。
ここにもSVIが必要とされた理由があります。
糸島市によると、九州大学が一部立地する糸島市には1,600人以上の学生が暮らしていましたが、卒業後は関東圏などで就職し、優秀な人材が地域外へ流出することが課題になっていました。
つまり、
九州大学で優秀な人材を育てる
↓
卒業する
↓
東京などの企業へ就職する
↓
糸島には知識や人材が十分残らない
という状態です。
これは糸島だけの問題ではなく、地方大学のある地域ではよく起きる構造です。
研究成果も大学の中だけでは地域経済にならない
大学では新しい技術が生まれます。
しかし研究論文が発表されるだけでは、必ずしも地元の会社や雇用につながりません。
そこで、
大学の研究
↓
企業と共同開発
↓
実証実験
↓
事業化
↓
会社ができる
↓
地域で雇用が生まれる
という流れを作ろうとしているのがSVIです。
糸島市は、九州大学の知的資源を「実用化・事業化」につなげ、新産業を生み出すことを構想の大きな目的としています。
つまり大学の隣に研究都市を作る最大の理由は、
「九州大学がある」という強みを、地域経済まで引っ張ってくるため
と考えると分かりやすいです。
もう実験は始まっている!ローカル5Gや直流電力を街で試す
「未来都市と言っても、まだ絵だけでしょ?」
と思うかもしれません。
ところが、一部の実証実験はもう始まっています。
代表的なのがローカル5Gです。
2022年、志摩馬場の「はじまりの地」にローカル5G設備が整備されました。日清紡ホールディングスと連携した事業で、企業などが高いセキュリティーを確保した独自通信環境を使って研究・実証できるようになっています。
さらに2025年に糸島市議会の委員会が現地を視察した際には、
- ローカル5G
- 直流電力の実証
- 都市OS
などについて説明を受けています。
「都市OS」って何?
スマートフォンにiOSやAndroidがあるように、街のデータを共通基盤でつなぐ仕組みを「都市OS」と呼ぶことがあります。
たとえば、
交通データ
気象データ
エネルギー
人流
防災
などをバラバラに管理するのではなく、連携させる。
そうすれば、
「人が増えたからバスを増やす」
「電力需要が増えたから制御する」
といった街の運営がしやすくなります。
もちろん、SVI全体がすでに完全なスマートシティとして動いているわけではありません。
しかし、
街が完成してから技術を導入するのではなく、街を作りながら技術も試す
という方向はすでに始まっています。
誰が作っている?糸島市だけの公共事業ではない
サイエンスヴィレッジという名前から、
「糸島市が税金で巨大施設を造る事業?」
と思う人もいるかもしれません。
これも少し違います。
SVIは、
- 糸島市
- 九州大学
- 民間企業
- 金融機関
などが関わる産学金官連携のプロジェクトです。
2021年には「一般社団法人SVI推進協議会」が設立されました。
さらに2024年6月、実際に街づくりを進める事業主体として、
イトシマ株式会社
が設立されました。
同年7月には、
糸島市
+
一般社団法人SVI推進協議会
+
イトシマ株式会社
の三者が協定を締結しています。
役割を簡単にすると
| 組織 | 主な役割 |
|---|---|
| 糸島市 | 都市計画・土地・行政支援 |
| 九州大学 | 研究・人材・知的資源 |
| SVI推進協議会 | 構想・産学金官連携 |
| イトシマ株式会社 | 実際のまちづくり事業 |
| 民間企業 | 投資・研究・実証・立地 |
| 金融機関 | 資金・事業支援 |
重要なのは、「行政がすべて造って完成させる街」ではないことです。
市自身も「民間主導」「官民パートナーシップ」という考え方を明確にしています。
だからこそ、どんな企業が参加してくるかによって、今後の街の姿も変わります。
企業は本当に来る?2026年現在は「構想だけ」から一段進んでいる
ここが読者として一番気になるところでしょう。
「壮大な計画は分かった。でも、本当に企業は来るの?」
糸島市が公表した事業評価では、2024年度までに複数社からSVIへの立地に関する意向表明があったことが明記されています。
さらに2026年には、企業版ふるさと納税を通じてSVIを支援する企業が増えています。
2026年にSVI実現化事業へ寄付した主な企業
| 企業 | 時期 | 金額 |
|---|---|---|
| 株式会社ヘッズ | 2026年5月 | 1,000万円 |
| 株式会社福博電興 | 2026年5月 | 非公表 |
| 日清紡ホールディングス | 2026年7月 | 非公表 |
| 西部技術コンサルタント | 2026年8月 | 非公表 |
2026年9月25日更新の糸島市資料でも確認できます。
ただし、ここは注意が必要です。
「寄付した会社=SVIへ研究所を建設する会社」ではありません。
寄付と立地は別です。
現時点で企業名まで含めた最終的な入居一覧が公表されたわけではないため、
「○○社がサイエンスヴィレッジに進出決定」
と飛躍して書くのは早いです。
一方、
- 事業会社設立
- 複数企業が立地意向
- 実証事業開始
- 企業から資金支援
まで進んでいる。
したがって、
「まだ構想段階だけ」と表現するのも、現在では少し古い
というのが2026年時点の正確な位置づけでしょう。
糸島サイエンスヴィレッジはいつ完成する?実は「完成日」は決まっていない
ここは検索されそうなポイントです。
「いつできるの?」
結論からいうと、2026年9月時点で、
「2030年○月にサイエンスヴィレッジ完成」というような一つの完成日は公表されていません。
そもそもSVIは、一つの巨大施設を完成させる事業ではありません。
複数の企業や研究機関、住居、実証プロジェクトなどを徐々に増やしていく長期的な街づくりです。
糸島市の学術研究都市推進計画も2021年度から2030年度までの10年間を計画期間としています。
さらにSVI推進組織は、
「100年先を見据えた地域に根付く学術研究都市」
を目標に掲げています。
100年。
もはや「完成日はいつ?」と聞く種類の街ではないことが分かります。
現在までの流れ
| 年 | 主な動き |
|---|---|
| 2017~2018年度 | 糸島市と九州大学が共同研究 |
| 2019年 | SVI構想を公表 |
| 2021年 | SVI推進協議会設立 |
| 2022年 | ローカル5G実装 |
| 2023年 | SVIまちづくり構想策定 |
| 2024年6月 | イトシマ株式会社設立 |
| 2024年7月 | 市・協議会・イトシマ株式会社が協定 |
| 2025年 | 直流電力・都市OSなどの実証を確認 |
| 2026年 | 企業からの支援継続、実現化を推進 |
| ~2030年度 | 現行の学術研究都市推進計画期間 |
「2030年完成」と勘違いしないでください。
2030年度は現在の行政計画の区切りであり、サイエンスヴィレッジ全体の完成期限という意味ではありません。
ここは検索記事でかなり大切な区別です。
半導体や3000億円データセンターと関係ある?
糸島市では現在、
- 3,000億円超の大規模データセンター
- 半導体研究施設
- 国際海底ケーブル
- サイエンスヴィレッジ
などが同時期に動いています。
「全部セットの巨大プロジェクトなの?」
と思ってしまいそうですが、それぞれ別の事業です。
ここは混同しない方がいいでしょう。
ただし、産業としてはかなり相性があります。
糸島に集まり始めているもの
| 分野 | 主な動き |
|---|---|
| 基礎研究 | 九州大学 |
| 研究・起業 | 糸島サイエンスヴィレッジ |
| 半導体 | 糸島リサーチパークなど |
| データ処理 | 300MW級データセンター |
| 国際通信 | 海底ケーブル陸揚げ拠点 |
| 実証 | ローカル5G・エネルギーなど |
大学で技術が生まれる。
サイエンスヴィレッジで企業と実証する。
事業化する。
半導体やAI企業が育つ。
大量の計算にはデータセンターが必要になる。
通信には高速なネットワークが必要になる。
こう考えると、別々の計画でも産業的にはつながっています。
もちろん、
「SVIがあるからデータセンターが建設された」
と断定できる根拠はありません。
しかし糸島市全体として、研究・デジタル・半導体産業を集積できる条件が整ってきていることは確かです。
わたしは、サイエンスヴィレッジを見るときにはここまで視野を広げた方が面白いと思います。
サイエンスヴィレッジが成功すると糸島はどう変わる?
ここからは確認済みの事実ではなく、現在の計画から考えられる可能性です。
SVIが成功するかどうかを測るなら、
「立派な建物ができたか」
だけを見るべきではありません。
むしろ見るべきなのは、
研究
↓
実証
↓
企業
↓
事業化
↓
雇用
↓
人材定着
という循環が本当に起きるかです。
九州大学で学んだ学生が東京へ行くのではなく、糸島の会社で働く。
研究者が糸島に住む。
企業が大学との共同研究を目的に進出する。
地域の農業や交通、エネルギー問題を新技術で解決する。
そこまで回り始めれば、サイエンスヴィレッジは単なる研究団地とはかなり違う存在になります。
逆に、
研究施設だけ並ぶ
↓
市民との交流が少ない
↓
学生は卒業後に地域外へ出る
となれば、「ヴィレッジ」という構想の意味は薄れてしまいます。
今後チェックしたいのは建物の数だけではありません。
今後見るべきポイント
| 注目点 | 見る理由 |
|---|---|
| 立地企業名 | 本当に企業集積が進むか |
| 研究施設・住宅の整備 | 「職住一体」が実現するか |
| スタートアップ数 | 大学の研究が事業化されるか |
| 九州大学卒業生の定着 | 人材流出を止められるか |
| 市民参加型の実証 | 地域と大学が本当につながるか |
| 周辺交通 | 人が増えたとき移動手段を確保できるか |
| 半導体・AI企業との連携 | 産業集積が連鎖するか |
サイエンスヴィレッジは完成予想図を見るだけでは分かりません。
「誰が入って、そこで何を始めるか」
が一番重要なプロジェクトです。
総集録
糸島サイエンス・ヴィレッジ(SVI)は、九州大学伊都キャンパス西側周辺に「科学の村」をつくる長期的な街づくり構想です。
単なる研究団地ではありません。
企業・研究者・学生・市民が集まり、研究、仕事、居住、宿泊、交流、農業、通信、エネルギーなどを一つの街で組み合わせ、新しい技術やサービスを実際の生活の中で試すことを目指しています。
現在の拠点は、九州大学西側の志摩馬場にある旧清掃センター跡地「はじまりの地」。すでにローカル5Gや直流電力などの実証も始まっています。
2024年には実際の街づくりを担うイトシマ株式会社が設立され、複数企業から立地意向も示されています。2026年にもSVI実現化事業への企業寄付が続いています。
一方、完成日は決まっていません。
2030年度は現在の学術研究都市推進計画の区切りですが、「2030年に全部完成」という意味ではなく、100年先まで見据えて徐々に育てていく街です。
そして糸島では同時に、半導体、巨大データセンター、国際海底ケーブルなど別の大型プロジェクトも進んでいます。
それぞれは別事業ですが、
九州大学の研究を、企業・実証・事業化へつなげるSVIが、その間をつなぐ存在になれるのか。
ここが今後の糸島を見るうえで最も面白いポイントでしょう。
「九州大学の隣に何ができる?」
その答えは、研究所一つではありません。
新しい技術を研究するだけではなく、実際に人が暮らしながら試す“新しい街そのもの”をつくろうとしている。
それが糸島サイエンス・ヴィレッジです。
よくある質問Q&A
Q1.糸島サイエンスヴィレッジはどこにできますか?
九州大学伊都キャンパス西側周辺です。現在の実証拠点「はじまりの地」は、糸島市志摩馬場にある旧清掃センター跡地の市有地です。
Q2.サイエンスヴィレッジには何ができますか?
最終的な全施設はまだ決定していませんが、研究施設、企業、居住、宿泊、交流、学生街、農業、エネルギー、通信など複数機能を組み合わせる構想です。
Q3.サイエンスヴィレッジはいつ完成しますか?
2026年9月時点で全体の完成日は公表されていません。現在の学術研究都市推進計画は2030年度までですが、SVIそのものは長期間かけて段階的に形成する構想です。
Q4.九州大学がサイエンスヴィレッジを建設するのですか?
九州大学単独の事業ではありません。糸島市、九州大学、企業、金融機関などによる産学金官連携で進めており、実際の街づくりを進める事業主体としてイトシマ株式会社も設立されています。
Q5.糸島のデータセンターや半導体計画と同じプロジェクトですか?
同じプロジェクトではありません。事業者や場所、目的も異なります。ただし研究、半導体、AI、データ処理、通信は産業として相性がよく、今後それぞれが連携するかどうかは糸島の産業成長を見る重要なポイントになります。
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