- 1 プロローグ
- 2 Kick(キック)の運営会社は「Kick Streaming Pty Ltd」
- 3 Kick(キック)は誰が作った?エド・クレイヴンとビジャン・テヘラニ
- 4 Kick(キック)とStake.comは同じ会社?関係を分かりやすく整理
- 5 なぜKick(キック)を作った?Twitchとは違う「配信者ファースト」
- 6 Kick(キック)はなぜTwitchと比較されるの?
- 7 Kick(キック)の運営会社を知ると「95:5」の意味も違って見える
- 8 総集録
- 9 よくある質問Q&A
- Q1.Kick(キック)の運営会社はどこですか?
- Q2.Kick(キック)は誰が作ったのですか?
- Q3.Kick(キック)はStake.comが運営しているのですか?
- Q4.Kick(キック)はどこの国のサービスですか?
- Q5.なぜKick(キック)は配信者への還元率が高いのですか?
1 プロローグ
「Kick(キック)って、そもそも誰が作ったの?」
日本でもコレコレ、もこう、藤沢なななどの配信をきっかけに名前を聞くようになったライブ配信サービス「Kick(キック)」。
見た目や仕組みがTwitchに似ていることもあり、「海外の大手IT企業が運営しているの?」「Stakeというカジノ会社が作ったって本当?」と気になった人もいるでしょう。
結論から言うと、Kick(キック)の運営主体はオーストラリアのKick Streaming Pty Ltdです。
そしてKick(キック)の共同創業者として知られているのが、エド・クレイヴン(Ed Craven)とビジャン・テヘラニ(Bijan Tehrani)。
この2人を調べると、Kick(キック)の成り立ちがかなり面白くなってきます。
実は2人は、暗号資産を利用できるオンラインカジノ「Stake.com」を共同創業した人物でもあるのです。
では、Kick(キック)とStakeは同じ会社なのでしょうか。
少し複雑な会社関係まで、できるだけ分かりやすく整理します。
2 Kick(キック)の運営会社は「Kick Streaming Pty Ltd」
まず会社から整理しましょう。
Kick(キック)の現在の利用規約とプライバシーポリシーには、サービスの運営会社として、
Kick Streaming Pty Ltd
と明記されています。
オーストラリア政府のABN Lookupでも法人の存在を確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営主体 | Kick Streaming Pty Ltd |
| 法人形態 | Australian Private Company |
| ABN | 59 663 807 645 |
| ACN | 663 807 645 |
| 登録 | 2022年11月14日 |
| 主な事業所在地 | オーストラリア・ビクトリア州 |
つまりKick(キック)は、「誰が運営しているのか分からない正体不明の海外サイト」というわけではありません。
オーストラリアで法人登録された会社が運営しています。
Kick(キック)のプライバシーポリシーでも、個人情報を管理する主体がKick Streaming Pty Ltdであることが明記されています。
ここでひとつ覚えておきたいのが、
Kick=サービス名
Kick Streaming Pty Ltd=そのサービスを運営する法人
という違いです。
YouTubeというサービス名と、それを運営するGoogleの会社組織を分けて考えるのと似ています。
3 Kick(キック)は誰が作った?エド・クレイヴンとビジャン・テヘラニ
Kick(キック)の創業に関わる中心人物として名前が挙がるのが、
エド・クレイヴン(Ed Craven)
ビジャン・テヘラニ(Bijan Tehrani)
の2人です。
特にエド・クレイヴンは、現在もKick(キック)の共同創業者兼CEOとして表舞台に登場しています。
Kick(キック)公式の2025年DreamHack Dallasの記事でも、クレイヴンを「KICK’s Co-Founder & CEO」と紹介しています。
つまり、
「Kick(キック)を作ったのは誰?」
という疑問に簡潔に答えるなら、
エド・クレイヴンとビジャン・テヘラニを中心に立ち上げられたライブ配信サービス
と考えるのが分かりやすいでしょう。
そして、この2人にはKick(キック)以前から大きな共通点があります。
2人はオンラインカジノ「Stake.com」の共同創業者としても知られています。
ここからKick(キック)の会社関係が少し複雑になってきます。
4 Kick(キック)とStake.comは同じ会社?関係を分かりやすく整理
Kick(キック)について調べると、
「Stakeが運営している」
「Stakeの配信サービス」
「StakeがKickを所有している」
といった説明を見かけることがあります。
しかし、ここは少し丁寧に分けたほうが正確です。
Kick Streaming Pty Ltdの運営主体と、Stake.comというブランドそのものを同一会社として扱うのは適切ではありません。
重要なのは、創業者・企業グループのつながりが非常に深いということです。
大まかな構造を整理すると、
エド・クレイヴン + ビジャン・テヘラニ
↓
Easygoの企業エコシステム
↓
Kick(キック)
という関係が見えてきます。
Easygo自身も現在、公式サイトでKick(キック)を「Easygo Ecosystem」の製品のひとつとして掲載しています。
そしてクレイヴンとテヘラニは、Stake.comでも中心人物です。
つまり、
「Stakeという会社がKickをそのまま運営している」
というより、
「Stake.comと深く関わる創業者たちが、Easygoの企業グループを通じてKick(キック)にも関わっている」
と理解するほうが実態に近いでしょう。
ここを区別すると、Kick(キック)の会社関係がかなり分かりやすくなります。
なぜKick(キック)とStakeが一緒に語られるの?
理由は単純です。
中心人物が重なっているからです。
エド・クレイヴンとビジャン・テヘラニという同じ起業家が両方の事業に深く関わっているため、Kick(キック)の歴史を説明するとStake.comの名前を避けることが難しいのです。
ただし、
「関係が深い」=「まったく同じサービス」
ではありません。
ここは混同しないほうがよいでしょう。
5 なぜKick(キック)を作った?Twitchとは違う「配信者ファースト」
では、なぜ新しいライブ配信サービスをわざわざ作ったのでしょうか。
ここについては、現在のEasygo公式サイトがかなり明確な説明をしています。
EasygoはKick(キック)が作られた理由について、既存のストリーミング業界がクリエイターに十分応えられなくなったため、それを「リセット」するためにKick(キック)を作ったという趣旨を説明しています。
Kick(キック)が前面に押し出してきたのが、
「Creator First(クリエイター第一)」
という考え方です。
その象徴が、サブスクリプション収益の分配です。
Kick(キック)は、対象となるサブスクリプション収益について、
配信者95%:Kick 5%
という非常に配信者側の取り分が大きい仕組みを採用しています。
ただ、ここで少し別の角度から見る必要があります。
「配信者に優しいからKick(キック)を作りました」
だけでは、事業としての全体像を説明しきれません。
新しい配信プラットフォームを作れば、
・配信者を集める
・視聴者を集める
・広告やサブスクなどの経済圏を作る
・自社グループのサービスを拡大する
という巨大なビジネスにもなります。
つまり「クリエイター第一」という思想と、「新しい配信市場を作る」という事業戦略は両立します。
どちらか一方だけで見るより、その両面を見たほうがKick(キック)の成り立ちは理解しやすいでしょう。
6 Kick(キック)はなぜTwitchと比較されるの?
Kick(キック)を初めて見た人が、
「なんかTwitchに似ている」
と感じるのは不思議ではありません。
どちらもライブ配信を中心とし、
・配信カテゴリー
・ライブチャット
・フォロー
・サブスクリプション
・ゲーム配信
・雑談配信
など、共通する要素が多数あります。
そしてKick(キック)が2022年に登場した時点で、Twitchはすでに巨大なライブ配信サービスでした。
そのためKick(キック)は当初から、Twitchの競合サービスとして見られてきました。
ただし、単なる「Twitchのコピー」と考えると現在のKick(キック)の特徴を見落とします。
Kick(キック)が差別化として強く打ち出しているのは、
配信者への収益還元
より自由度の高いライブ配信文化
クリエイターを中心に据えたサービス設計
などです。
Easygo公式も2026年現在、Kick(キック)の違いとして95%のクリエイター取り分や「Community over algorithm(アルゴリズムよりコミュニティ)」などを掲げています。
つまりKick(キック)は、
Twitchと似た仕組みを持ちながら、違うルールと経済圏を作ろうとしているサービス
と見ると分かりやすいでしょう。
7 Kick(キック)の運営会社を知ると「95:5」の意味も違って見える
ここまで会社関係を追うと、Kick(キック)の特徴だった「95:5」という数字も少し違って見えてきます。
普通に考えれば、プラットフォーム側の取り分が5%というのはかなり小さい数字です。
「それで会社は儲かるの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
ここで重要になるのが、Kick(キック)を単独のサービスとして見るのではなく、Easygoの企業エコシステムの一部として見る視点です。
Kick(キック)は配信者を呼び込み、視聴者を集める。
そして巨大なライブ配信コミュニティを形成する。
短期的なサブスクリプション収益だけでなく、プラットフォーム自体の規模を大きくすることにも価値があります。
だからこそ、配信者側に大胆な条件を提示して市場を広げる戦略には一定の合理性があります。
ただし、Kick(キック)の詳細な収益構造や各グループ企業間の資金関係について、外部から確認できない部分もあります。
「Stakeのお金で全部赤字補填している」などと断定するのは避けたほうがいいでしょう。
確認できる事実と、そこから推測できるビジネス戦略は分けて考える必要があります。
ここはKick(キック)という会社を調べるうえで意外と大事なポイントです。
8 総集録
Kick(キック)の運営主体は、オーストラリアで法人登録されているKick Streaming Pty Ltdです。
そしてKick(キック)の創業を語るうえで中心となる人物が、エド・クレイヴンとビジャン・テヘラニ。
2人はオンラインカジノ「Stake.com」の共同創業者としても知られているため、Kick(キック)とStakeは非常に深い関係があります。
ただし、
「Kick=Stakeそのもの」
と考えると会社関係を単純化しすぎます。
Kick(キック)はEasygoの企業エコシステムに位置づけられ、Kick Streaming Pty Ltdという法人によって運営されています。
そしてKick(キック)が打ち出した大きな特徴が、「クリエイターファースト」という考え方と、配信者側への高い収益還元です。
誰が作ったのかを調べてみると、Kick(キック)が単なる新しい動画サイトではなく、既存のライブ配信市場に違う経済圏を作ろうとして登場したサービスであることが見えてきます。
だからこそ今後見るべきなのは、「Twitchに勝つか負けるか」だけではないでしょう。
Kick(キック)が独自の配信文化を作れるのか。
そこが、このサービスの次の面白いところになりそうです。
9 よくある質問Q&A
Q1.Kick(キック)の運営会社はどこですか?
Kick(キック)の利用規約とプライバシーポリシーでは、運営主体を「Kick Streaming Pty Ltd」としています。オーストラリア政府のABN Lookupでも、2022年11月14日から活動中のAustralian Private Companyとして登録を確認できます。
Q2.Kick(キック)は誰が作ったのですか?
Kick(キック)の共同創業者として知られているのが、エド・クレイヴン(Ed Craven)とビジャン・テヘラニ(Bijan Tehrani)です。クレイヴンはKick(キック)公式から共同創業者兼CEOとして紹介されています。
Q3.Kick(キック)はStake.comが運営しているのですか?
Kick(キック)の運営主体として公式規約に記載されているのはKick Streaming Pty Ltdです。一方、Kick(キック)とStake.comには創業者やEasygoを通じた深い企業的つながりがあります。そのため「無関係」でも「まったく同じ会社」でもなく、企業グループと創業者の関係を分けて理解する必要があります。
Q4.Kick(キック)はどこの国のサービスですか?
運営会社Kick Streaming Pty Ltdはオーストラリアの会社で、政府のABN Lookupでは主な事業所在地がビクトリア州となっています。Kick(キック)は世界各国から利用されているライブ配信サービスです。
Q5.なぜKick(キック)は配信者への還元率が高いのですか?
Kick(キック)は「クリエイターファースト」を大きな特徴としており、対象となるサブスクリプション収益では配信者側95%という高い取り分を採用しています。新しいプラットフォームとして配信者を呼び込み、コミュニティを成長させるための強力な差別化策とも考えられます。



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