松本潤が着るアクアスキュータムはどんなブランド?29万7,000円のコートと起用理由

ニュースキャスター時事話
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2026年10月12日、俳優の松本潤さんが英国の老舗ファッションブランド「アクアスキュータム(Aquascutum)」のトレンチコートアンバサダーに就任したことが発表されました。

ところで、アクアスキュータムってどんなブランドなのでしょうか?

名前は聞いたことがあっても、何を売っているのか、どこの国のブランドなのか、ピンとこない人も多いかもしれません。

実はこのブランド、1851年に誕生した175年もの歴史を持つ英国の名門。かつては英国王室の御用達ブランドとしても知られ、雨から人を守るコートづくりを得意としてきました。

そして今回、松本さんが着用しているトレンチコートのお値段は、なんと税込29万7,000円!

なぜそんなに高いのか。なぜ松本潤さんが選ばれたのか。さらに、どんな年齢層に人気があるのかまで、ブランドの意外な歴史とともに見ていきましょう。

1.松本潤がアクアスキュータムのアンバサダーに就任!何があった?

1-1.2026年10月12日に正式発表

2026年10月12日、アクアスキュータムを日本で展開するレナウン株式会社が、松本潤さんを「トレンチコートアンバサダー」に起用したと発表しました。

今回の起用は、ブランド創業175周年を記念したキャンペーンの一環です。

松本さんは、ブランドを代表するトレンチコート「KINGSWAY(キングスウェイ)」を着用し、特別なコンセプトムービーに出演しています。

項目発表内容
発表日2026年10月12日
起用された人物松本潤
ブランドアクアスキュータム
役割トレンチコートアンバサダー
着用モデルKINGSWAY(キングスウェイ)
商品価格297,000円(税込)
記念企画ブランド創業175周年
映像公開先ブランド公式サイト

ここで押さえておきたいのは、松本さんが就任したのは、ブランド全体ではなく「トレンチコートアンバサダー」ということです。

アクアスキュータムにはスーツやシャツ、レディース商品などもありますが、今回はその中でもブランドの顔ともいえるトレンチコートに焦点を当てた起用となっています。

1-2.コンセプトムービーには白馬が登場!

今回公開された映像も、なかなか印象的です。

雨の降る街で、トレンチコートをまとった松本さんの前に、一頭の白馬が現れます。

普通のファッションCMなら、かっこよく歩いて振り返って終わりそうなところですが、今回はちょっと映画のような世界観。

映像のテーマは「受け継いできたもの。その先にある、新たな美意識。」です。

伝統を大切にしながら、新しい時代へ進んでいくブランドの姿を表現しています。

ファッション専門メディア「WWDJAPAN」によると、撮影は夜から明け方まで行われ、松本さんも監督と細かな演技について話し合いを重ねたそうです。

さらに、撮影中には本物のゲリラ豪雨に見舞われるハプニングも。

雨に強いコートを紹介する撮影で、本当に大雨が降るとは、なかなか出来すぎた展開ですね。

ただし、この映像は単に雨に強いことを見せるだけではありません。

長い歴史を持つ一着を、現在の松本さんがどう着こなすのか。そこにも今回のキャンペーンの狙いが見えてきます。

2.アクアスキュータムはどんなブランド?175年続く英国の名門

2-1.1851年創業!名前の意味は「水の盾」

アクアスキュータムは、1851年にイギリスのロンドンで誕生しました。

創業者は仕立て職人のジョン・エマリー。

もともとは紳士服を仕立てるお店として始まりました。

そして、創業からわずか2年後の1853年、防水加工を施したウール生地を開発して特許を取得します。

これがブランドを成長させるきっかけになりました。

そもそも「Aquascutum」という、少し覚えにくいブランド名にも意味があります。

  • Aqua(アクア):ラテン語で「水」
  • Scutum(スキュータム):ラテン語で「盾」

つまり、アクアスキュータムとは「水の盾」という意味なのです。

ブランド名からして、雨を防ぐ気満々です。

イギリスは雨や曇りの日が多いことで知られる国。そんな気候の中で、雨から身体を守りながら、おしゃれにも見える服を作ろうとしたわけです。

現在では高級ファッションブランドとして知られていますが、出発点は見た目だけではなく、生活の中の不便を解決する技術だったのです。

2-2.英国王室の御用達だったって本当?

アクアスキュータムは、英国王室とも深い関わりを持ってきました。

ブランドの歴史によると、後に国王となるエドワード7世から、グレンチェック柄のコートの注文を受けたことが、王室との関係の始まりとされています。

そして1897年には、王室の許可を受けた証である「ロイヤルワラント」を授与されました。

ロイヤルワラントとは、英国王室に商品やサービスを提供する企業などに与えられる認定です。

単に「王族が着ていたらしい」という話ではなく、実際に王室との取引関係が認められてきた歴史があります。

ただし、過去に王室御用達だったことと、現在も同じ認定が有効であることは別です。

アクアスキュータムが歴史的にロイヤルワラントを授与されたことは確認できますが、2026年時点の認定状況までは、ここでは断定できません。

2-3.もともとは兵士を守るためのコートだった

アクアスキュータムの代表商品といえば、やはりトレンチコートです。

実はトレンチコートには、軍服としての歴史があります。

「トレンチ(trench)」とは、戦場で兵士が身を守るために掘る塹壕(ざんごう)のこと。

第一次世界大戦では、英国軍の兵士たちが雨や寒さから身を守るためのコートとして使われました。

今ではおしゃれなトレンチコートですが、当時は実用性が欠かせない衣服だったのです。

その名残は、現在のデザインにも残っています。

たとえば肩についている飾りのようなベルト、腰のベルトについている金属製のリング、胸元の布の重なりなど。

現代ではデザインのアクセントとして見られる部分にも、軍服としての役割がありました。

つまり、アクアスキュータムのトレンチコートには、単なる流行ではない歴史が詰まっているのです。

2-4.バーバリーとは違うブランド?

英国の高級トレンチコートと聞くと、バーバリーを思い浮かべる人もいるでしょう。

アクアスキュータムとバーバリーは、どちらも英国発祥で、コートづくりに長い歴史を持つブランドです。

ただし、両者は別のブランドであり、姉妹ブランドではありません。

アクアスキュータムは防水技術と仕立て服を出発点とし、英国の伝統的なコートやスーツを得意としてきました。

バーバリーと似た分野で知られていても、それぞれ異なる歴史やデザインの特徴があります。

3.松本潤が着用する29万7,000円のコートは何がすごい?

3-1.着用モデルは1930年誕生の「キングスウェイ」

今回、松本潤さんが着用しているのは「KINGSWAY(キングスウェイ)」というモデルです。

1930年に誕生した、アクアスキュータムを代表するトレンチコートです。

2026年秋冬の広告使用モデルは、英国製で税込29万7,000円。

かなり高額ですが、特徴を知ると、ブランドが何にこだわっているのかが見えてきます。

まず素材には、エジプト産の高級綿として知られるGIZA綿を100%使用。

この綿を高密度に織り上げた「AQUA5(アクアファイブ)」という独自の生地を使っています。

AQUA5は、ブランドが定める撥水性や防風性などの試験をクリアした生地です。

撥水とは、水を完全に通さないという意味ではなく、水滴をはじいて染み込みにくくする性質のこと。

そのため、雨に強い素材でも、あらゆる状況で完全防水というわけではありません。

さらにキングスウェイは、肩のエポーレットや胸元のガンパッチ、腰のDリングなど、軍服時代から受け継がれてきた特徴を残しています。

見た目はクラシックですが、素材や仕立てには現代の技術が取り入れられているのです。

3-2.なぜ29万円もするの?

では、なぜこれほど高価なのでしょうか。

理由として考えられるのは、素材や製造工程、ブランドの歴史的価値などです。

今回のキングスウェイは英国製で、オリジナルの高密度綿生地を使用しています。

また、伝統的なトレンチコートの構造を受け継ぎながら、長く着用することを想定した商品設計も特徴です。

ただし、29万7,000円という価格のうち、素材費や縫製費がそれぞれいくらなのかは公表されていません。

そのため、価格のすべてが製造コストによるものとは言い切れません。ブランドの価値や流通コストなども、販売価格を考えるうえでは無視できない要素です。

アクアスキュータムの公式商品説明では、新品のうちは少し硬さのある生地が、着込むうちに身体になじんでいくことも魅力として紹介されています。

買った瞬間が完成ではなく、着る人と一緒に育っていくコート。

そんな発想も、このブランドらしいところです。

3-3.ほかの商品も高い?価格帯を比較

アクアスキュータムの商品が、すべて30万円近いわけではありません。

2026年10月時点で公式情報を確認できる主なトレンチコートを比較してみましょう。

商品名価格(税込)特徴
U.K KINGSWAY297,000円松本潤さん着用の英国製モデル
175周年限定 KINGSWAY Combination253,000円クラブチェックを大胆に使用
175周年限定 KINGSWAY242,000円記念カラーを採用したモデル
ROVER176,000円メンズの定番トレンチ
レディース BASIC TRENCH COAT LONG187,000円女性用の定番ロング丈
レディース A LINE TRENCH COAT154,000円Aラインの女性用モデル

※2026年10月時点に確認できる公式掲載価格です。価格や販売状況は変更される場合があります。

こうして見ると、主力のトレンチコートは10万円台から20万円台が中心で、気軽に買える価格帯ではありません。

一方、ブランドではスーツやシャツ、ニット、バッグ、ハンカチ、傘なども取り扱っています。

「松本潤さんと同じブランドの商品を持ってみたい」という人は、最初から約30万円のコートに挑戦する必要はありません。

小物類からブランドに触れてみるのも選択肢の一つです。

ただし、小物と高級トレンチコートでは製造元や商品ラインが異なる場合もあるため、同じ品質や製法と考えない方がよいでしょう。

4.なぜ松本潤が選ばれた?ブランドが狙う新しい客層

4-1.公式発表で語られた起用理由

では、なぜ数ある俳優やタレントの中から松本潤さんが選ばれたのでしょうか。

レナウン株式会社は、松本さんが長いキャリアを積み重ねながら、新たな表現に挑戦し続けている姿勢が、ブランドの方向性と重なったことを起用理由として説明しています。

松本さんは1999年に嵐のメンバーとしてデビュー。

その後、ドラマ、映画、舞台などへ活躍の場を広げ、2023年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めました。

2025年にはTBS系ドラマ『19番目のカルテ』にも主演しています。

長年の活動で築いた知名度や実績を持ちながら、新しい仕事にも挑み続けている。

そんな松本さんの姿と、175年の歴史を守りながら進化しようとするブランドの姿勢が重なったというわけです。

つまり今回の起用は、単に「人気者だから広告に出てもらった」という説明だけでは片づけられません。

なお、松本さんが以前からこのブランドを私物として愛用していたかどうかは、今回の公式発表からは確認できません。

4-2.実は50〜60代が中心!若い世代へのアピールも

ここには、もう一つ注目したい事情があります。

ファッション専門メディア「FASHIONSNAP」が2026年4月に報じたところによると、日本でのアクアスキュータムの中心顧客層は50〜60代。

ブランド側は175周年を機に、より若い世代の新規顧客を獲得する方針を示していました。

つまり、ブランド側には従来の顧客を大切にしながら、新しい世代にも知ってもらいたいという課題があるのです。

ここで松本さんの起用を考えてみると、興味深いものがあります。

松本さん自身も、若い頃から活動してきたファンとのつながりを持ちながら、俳優として大人の魅力を重ねてきた人物です。

これまでアクアスキュータムに興味がなかった人でも、松本さんが着ている姿を見れば「このコート、どこのブランド?」と気になるかもしれません。

もっとも、松本さんの起用が若年層獲得を直接目的としたものなのか、公式発表ではそこまで明言されていません。

ただ、ブランドが若い新規顧客の獲得を目指していることと、今回の起用が同じ175周年のキャンペーンに位置づけられていることを考えると、新しい客層との接点を広げる効果も期待されていると考えられます。

4-3.若い人が着てもおかしくない?

歴史あるブランドと聞くと、「年配の人向けなのでは?」と思うかもしれません。

確かにアクアスキュータムは、英国紳士の伝統的な装いを連想させるブランドです。

しかし、トレンチコートそのものは、年齢によって着用が制限される服ではありません。

シャツやスーツに合わせれば上品に見えますし、デニムやスニーカーと組み合わせれば、少しカジュアルな雰囲気にもなります。

実際にブランド側も、デニムを取り入れた商品や、男女の垣根を越えた着こなしの提案を強化しています。

ただし、服の印象は年齢だけでなく、着丈や肩幅、シルエットによって大きく変わります。

高価なコートだからこそ、ブランド名だけで選ぶのではなく、自分の体格や普段の服装に合うかを確かめたいところです。

4-4.松本潤の起用でブランドは変わるのか?

今回のキャンペーンをきっかけに、アクアスキュータムの知名度が広がる可能性はあります。

ただし、認知度が上がることと、実際に購入する人が増えることは別です。

松本さんのファンがコートに興味を持ったとしても、29万7,000円という価格には、やはり購入のハードルがあります。

ブランド側にとっても、話題性だけで終わらせないことが課題になるでしょう。

一方で、すぐに購入しなくても、ブランドの名前を知った人が将来コートを買うときに思い出してくれる可能性はあります。

今回のアンバサダー起用は、短期的な売上だけではなく、次の世代にブランドを知ってもらうきっかけとしても意味がありそうです。

5.総集録|松本潤が着るアクアスキュータムの本当の魅力

松本潤さんが2026年10月12日にトレンチコートアンバサダーに就任したアクアスキュータムは、1851年に英国ロンドンで誕生した老舗ファッションブランドです。

その名前はラテン語で「水の盾」を意味し、創業初期から防水加工の技術を磨いてきました。

英国王室との関わりや、軍服として発展したトレンチコートの歴史など、長い年月の中で培われた背景を持っています。

今回、松本さんが着用する「KINGSWAY(キングスウェイ)」は1930年に誕生した代表モデルで、2026年秋冬の英国製広告使用モデルの価格は税込29万7,000円です。

決して安い買い物ではありませんが、独自の生地や伝統的な仕立て、長く着ることを想定した設計など、ブランドならではの特徴があります。

一方で、高級ブランドだから必ず自分に合うとは限りません。価格の高さだけで品質や着心地を判断せず、実際に試着して選ぶことも大切です。

また、今回の松本さんの起用には、175年の伝統を守りながら新しい時代へ進もうとするブランドの姿勢が表れています。

日本では50〜60代が中心顧客層と報じられているアクアスキュータムですが、ブランド側は若い世代へのアピールにも力を入れています。

松本さんの起用によって、その存在を初めて知る人も出てくるでしょう。

もともとは雨から人を守るために生まれた服が、175年後には俳優の松本潤さんを通じて、新しい世代へ紹介されている。

そう考えると、アクアスキュータムは単に昔からある高級ブランドではなく、歴史を受け継ぎながら変わり続けようとしているブランドなのかもしれません。

6.よくある質問Q&A

Q1.松本潤さんが着用しているコートはどこで買える?

アクアスキュータムの公式オンラインショップや取扱店舗で購入できます。

今回の着用モデルは「U.K KINGSWAY」で、商品品番は「2226551301」です。発表された着用商品のカラー品番は「2226551301-83」です。

ただし、サイズやカラーによって在庫状況が異なる場合があります。

Q2.アクアスキュータムはどこの国のブランド?

1851年にイギリスのロンドンで創業した英国ブランドです。

日本ではレナウン株式会社がブランドを展開しています。

なお、かつての株式会社レナウンは2020年に経営破綻しましたが、アクアスキュータムなどの事業は別会社に引き継がれました。その後、事業を引き継いだ会社が2024年にレナウン株式会社へ社名を変更しています。

Q3.松本潤さんは以前からアクアスキュータムを愛用していた?

2026年10月12日の公式発表では、松本さんの過去の私物としての愛用歴については説明されていません。

今回確認できるのは、175周年のトレンチコートアンバサダーとして正式に起用されたという事実です。

Q4.アクアスキュータムには女性用の商品もある?

はい。レディースのトレンチコート、ジャケット、ニット、ワンピース、バッグなども販売しています。

女性向けの定番トレンチコートにも複数のデザインがあり、2026年10月時点では15万円台から19万円台の商品も確認できます。

Q5.松本潤さんのコンセプトムービーはどこで見られる?

2026年10月12日から、アクアスキュータムの公式サイトにある松本潤さんの特設ページで公開されています。

ブランド創業175周年を記念した映像で、松本さんがキングスウェイを着用し、白馬が登場する幻想的な世界観が描かれています。

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